極上の男を買いました~初対面から育む溺愛の味~
 必死で名前を呼び、ぶつかり合う肌の音に耳から犯され頭が沸騰しそうに熱い。
 じゅぷじゅぷとどんどん水音が大きくなるのは、それだけ私の愛液が溢れているということなのだろう。

 蜜壺に突っかかるように彼の鈴口で擦られる。
 挿入ってしまいそうな、いや、むしろもう挿入して欲しいようなもどかしさすら感じ、それと同じくらいの快感が持続的に与えられて今にも達してしまいそうだった。

「ひゃぁあ!?」

 まるでタイミングを計っていたかのように、突如乳首がきゅっと摘ままれ思い切り声をあげてしまう。
 そしてそれと同時に、グリッと愛芽が彼のモノで強く抉られ思い切り背中を反らして快感が弾けた。

 ガクガクと腰が甘く痺れ、荒い呼吸のままくたりとベッドに沈み込む。
 彼も同時に達したのか、私の横にどさりと転がると、私の体をぎゅっと抱き寄せ腕の中へと閉じ込めた。

 
「……ごめん、光希は物足りなかったわよね?」
「うん?」

 達してくれたようではあるが、だが挿入するのとしないのでは快楽は変わってくるだろう。
 思わずしゅんとしてしまった私をきょとんと見ていた光希は、途端にクスクスと笑い出した。
< 25 / 97 >

この作品をシェア

pagetop