極上の男を買いました~初対面から育む溺愛の味~
『お世話になっております。前回は不躾なメールを送ってしまい誠に申し訳ありませんでした。そして重ねてお詫び致します、私ももっとわくわくしたい。だから、私がわくわくする手伝いをしてくれませんか? 御社のシステムならきっとそれが出来ると信じて。木浦朱里』
迷いつつ作り上げたメールは、ビジネスメールとはとても言えないような酷いものだった。
もし私がこんなメールを受け取ったら、きっと周りに文句を言ってすぐ削除しただろう。
“でも、これが私の今の気持ちだもの”
送信ボタンを押す時はさすがに不安で手が震えたが、勢いをつけてそのまま送った。
――そして、返事が来たのだ。
一度会って話がしたい、と。
「本当か、木浦!」
「は、はいっ、明後日の木曜日にアポイントいただきました!」
「どこに行けばいいんだ!?」
「先方が出向いてくださるそうです、場合によっては現システムを確認したいって!」
企画広報課がざわめくのも仕方ない。
迷いつつ作り上げたメールは、ビジネスメールとはとても言えないような酷いものだった。
もし私がこんなメールを受け取ったら、きっと周りに文句を言ってすぐ削除しただろう。
“でも、これが私の今の気持ちだもの”
送信ボタンを押す時はさすがに不安で手が震えたが、勢いをつけてそのまま送った。
――そして、返事が来たのだ。
一度会って話がしたい、と。
「本当か、木浦!」
「は、はいっ、明後日の木曜日にアポイントいただきました!」
「どこに行けばいいんだ!?」
「先方が出向いてくださるそうです、場合によっては現システムを確認したいって!」
企画広報課がざわめくのも仕方ない。