極上の男を買いました~初対面から育む溺愛の味~
 光希の唇が耳を食み、額をなぞって鼻を啄む。
 そして頬を滑って最後に私の唇へ重ねられた。

 優しく掠めるような口付けが少しずつ深くなり、私の中の寂しさを全て埋めてくれる。

“この人を好きになって良かった”

 そう心の底から実感し、自然と笑みが溢れたのだった。
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