ヘメリアのエトランゼ 〜冬晴るる空に想い馳せて〜

モノローグ

天使がいた。

黒く美しい片翼の天使が。

見知らぬ地で出会った彼女はとても(まばゆ)く、それは天使以外のなにものでもない。

僕はこの人の笑顔を見たい。

誰よりも近くにいたい。

心からそう思った。
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