生まれ変わるきっかけをくれたのは彼でした~元同級生からの甘い溺愛〜

 そして鳴海くんとのお付き合いを機に、私はジムに通う決意をした。

 鳴海くんの隣にいて、恥ずかしくない私にならなくてはいけない。

 こんなだらしない身体の私が、鳴海くんの隣を歩いては駄目だ。痩せよう!

 そう、やっと何度目かのダイエットを決意したのである。

 家でいくら腹筋や腕立て伏せをしても、苦しくてすぐにやめてしまう。

 それなら、誰かに監視してもらって、苦しくても投げ出さないようにするしかない。

 もともと何の運動もしてこなかったので、ひとまず近所のジム内で行われている、エアロビ教室に参加してみることにした。

 自分に自信をつけて、鳴海くんに相応しい彼女になる!そしてはっきりと私も好きだと伝えるのだ。

 そう強く決意した。



 仕事の帰りにエアロビ教室に通い始めて早一週間。

 毎日毎日筋肉痛で、正直もう辞めたかった。

 けれどそれはできない。今度こそ、私は私を変えるのだ。

 まだなんの成果も出ていないけれど、鳴海くんとの初デートが迫っていた。


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