生まれ変わるきっかけをくれたのは彼でした~元同級生からの甘い溺愛〜
鳴海くんの隣を歩いて、恥ずかしくない女性になれてるかな…。
きっとまだまだ努力しないといけないことはたくさんある。
今までだったら、痩せたら馬鹿にしてきた人達を見返してやりたいって気持ちがあった。
でもそんな復讐みたいな気持ちじゃ全然変われなかった。
私は、好きな人のためだから変われたんだ。
鳴海くんと一緒ならどんなことでも頑張っていける。
「変わるきっかけをくれてありがとう、鳴海くん」
あなたがいなかったら、きっと卑屈な私の人生はつまらないままだった。
「俺が変わるきっかけをくれたのは美那だよ。ありがとう」
私達は笑い合った。
お互いがお互いのために自分を磨いたのだ。
なんだかそれって可笑しい。
私達はずっと前から、結ばれることが決まっていたみたいで。
好きな人のためなら、いくらでも強くなれる。
私達はこれから、一緒に並んで歩いて生きていく。
終わり