大好きな幼なじみと秘密の関係はじめます
ということで、そわそわとしながら一人で向かった学校。
普段より30分早いだけあって、教室にはまだ二人しかいなかった。
早く美月と樹里来ないかな〜。
相談して、このもやもやを少しでも軽くしたい。
……って。
「ぎゃっ」
なにこれ!?
なんとなく手に取ったスマホを開いて驚愕。
LINEの通知が大量にきてたんだもの。
それも全部……彗から。
いや、そうよね。
私がなんの説明もなく突然あんなメッセージを送ったんだもん。
……もしかして怒ってる?
もしかしなくても、怒ってるよね?
えいっ!
と私はスマホの電源を切ることにした。
最初からこうしておけばよかったんだ。
これで万事解決。
私ったら天才!
これで返信できなくっても、なんの罪悪感もわかな──。
「おい」