大好きな幼なじみと秘密の関係はじめます
「あのー、彗さーん?」
気のせいかな。
ちょっと機嫌悪くないですか?
言われるままにベッドに並んで座ったのはいいけれど、さっきから沈黙状態が長く続いてる。
なにかあった?
いや、もしかして……。
「ごめんね、急に。さっきまでお友達と遊んでたんだよね?」
優しい星香さんだから、きっと私が待ってるって彗に連絡いれてくれてたんだ。
それで、途中で帰ることになったから──。
「……で、話って?」
「え? ああ……」
──あれ?
怒ってない?
……やっぱり気のせいだったのかな。
彗ってば、ほんとよくわからない。