遥か彼方の空の向こうに
気がつくと、空はもうオレンジ色に輝いていた。
僕は寝てしまっていたんだ…。
そう思いながら一樹達を見ると、まだ眠っていた。
2人とも、とても幸せそうな寝顔だった。
その時、屋上の扉が開く音がした。
振り返ってみると…
美羽だ。
「天沢くん、今日の午後の授業サボったでしょう!!!!!????」
「あ…あぁ、寝てた!!!!」
「それで、話って何???」
僕は一樹達の方を見た。
そこには居なくて、辺りを見たら、扉上のところで隠れて応援していた。
ゴクンと唾を飲み込む音、僕の心臓の音がうるさい。
「天沢くん??」
「あぁ……、実はな、入学の時から…………」
ドキドキ ドキドキ
落ち着けっ!!!
もう一度息を吸って、
「すっ、好きだったんだ。入学式のときから。」
「…えっ????」
「もちろん美羽が恍と付き合ってんのは分かるよ。ただ、俺ん中で吹っ切れないと美羽を困らせるし、俺も前に進めない。だからなんだ……」
「そっか……。」
美羽の表情が和らいでいた。
「ごめんね。天沢くん、ありがとう!!!」
「こっちこそありがとう。」
「でも、私らまた仲良くしようね!!!」
「うん!!!!」
天沢優利。
15歳。
今日をもって美羽への恋は終わった。
僕は寝てしまっていたんだ…。
そう思いながら一樹達を見ると、まだ眠っていた。
2人とも、とても幸せそうな寝顔だった。
その時、屋上の扉が開く音がした。
振り返ってみると…
美羽だ。
「天沢くん、今日の午後の授業サボったでしょう!!!!!????」
「あ…あぁ、寝てた!!!!」
「それで、話って何???」
僕は一樹達の方を見た。
そこには居なくて、辺りを見たら、扉上のところで隠れて応援していた。
ゴクンと唾を飲み込む音、僕の心臓の音がうるさい。
「天沢くん??」
「あぁ……、実はな、入学の時から…………」
ドキドキ ドキドキ
落ち着けっ!!!
もう一度息を吸って、
「すっ、好きだったんだ。入学式のときから。」
「…えっ????」
「もちろん美羽が恍と付き合ってんのは分かるよ。ただ、俺ん中で吹っ切れないと美羽を困らせるし、俺も前に進めない。だからなんだ……」
「そっか……。」
美羽の表情が和らいでいた。
「ごめんね。天沢くん、ありがとう!!!」
「こっちこそありがとう。」
「でも、私らまた仲良くしようね!!!」
「うん!!!!」
天沢優利。
15歳。
今日をもって美羽への恋は終わった。