遥か彼方の空の向こうに
「お目覚めですか???璃依ちゃん♪」
「先輩っ!!!??なんでっ…それにこの人達……」

怖い……。
口に出したいのに出せない。


「璃依ちゃん可愛くなったねぇ♪」

私の言葉を無視して言った。
でも、目が笑ってない。

「ねぇ、俺と付き合ってよ。」

「前にも言ったはずです!!!嫌です!!!」

先輩から微かに舌打ちの音が聞こえる。

「あ〜あ。俺の女にならないとか、許されると思ってんの???」
胸のポケットから光る物を突き出す。

「!!??」

ナイフだ。

「もう一回聞くね。俺と付き合ってよ。」

「嫌です!!先輩だけは嫌で……きゃ!?」

私の頬を殴った。
ジンジンして痛い。

「あ、そう。じゃあいーよ。あんたじゃなくても。女なんてそこらに沢山いるし。」
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