アラ還も、恋をするんです。
二人で部屋に戻って、
「「…、早かったね」」
お互い、顔を見合わせ同じ事を考えてた…、と思ったけど。
あれ?
匠さんの顔つきが変わった?
今まで優しいおじさんの顔をしてたのに。
「やっと2人になれた。
俺たちの予定は?」
また違う匠さんが降臨した。
「プールやエステも良いけど、この先のことゆっくり話さない?」
確かにちゃんと話さないと、また思い違いがあるかも知れない。
「由佳が俺んとこに来るのは問題ない、て言うか嬉しい。
絶対にウイークリーマンションなんかには住まわせたくないし、住ませるつもりはない。
さっきも言ったけど喪中だからってのに囚われすぎ」
言われてることに、嬉しさや不安、感謝、驚き、気持ちがぐちゃぐちゃになっている。
「追々ねって言ってたけど、ある程度気持ちをまとめておいた方が良いと思うよ。
頼られた方が嬉しい」
有難いなぁ。
このぐうたらなおばちゃんに、こんなに優しい人がいる。
「このあと、ドライブでも行く?
それとも部屋でゆっくり過ごす?」
バックハグされ匠さんの手がセーターの中に…。
撤回、「ドライブ!」
「残念」
匠さんは上着と車の鍵を持って部屋からさっさと出て行った。
「「…、早かったね」」
お互い、顔を見合わせ同じ事を考えてた…、と思ったけど。
あれ?
匠さんの顔つきが変わった?
今まで優しいおじさんの顔をしてたのに。
「やっと2人になれた。
俺たちの予定は?」
また違う匠さんが降臨した。
「プールやエステも良いけど、この先のことゆっくり話さない?」
確かにちゃんと話さないと、また思い違いがあるかも知れない。
「由佳が俺んとこに来るのは問題ない、て言うか嬉しい。
絶対にウイークリーマンションなんかには住まわせたくないし、住ませるつもりはない。
さっきも言ったけど喪中だからってのに囚われすぎ」
言われてることに、嬉しさや不安、感謝、驚き、気持ちがぐちゃぐちゃになっている。
「追々ねって言ってたけど、ある程度気持ちをまとめておいた方が良いと思うよ。
頼られた方が嬉しい」
有難いなぁ。
このぐうたらなおばちゃんに、こんなに優しい人がいる。
「このあと、ドライブでも行く?
それとも部屋でゆっくり過ごす?」
バックハグされ匠さんの手がセーターの中に…。
撤回、「ドライブ!」
「残念」
匠さんは上着と車の鍵を持って部屋からさっさと出て行った。