Bitter Love〜無愛想な上司を助けたら、なぜか溺愛生活始まりました〜

先生のことを上司としか見ていなかったはずなのに。いつの間にか……こんなにも、気持ちがあったなんて。


きっとあの夜以前から気持ちはあったのかもしれないけど。


私は……先生のことが、好きなんだ。


華の噂話はデマかせだと信じたい。だけど……先生を好きになる資格なんて、私にはない。


家柄も、地位も、名誉も何もかもが違うんだから。



「先生、この間の夜みたいに色んな人を連れ込んでるんですよね?先生は私のことを好きだと言ってくれましたけど、全然信用することができません。すみませんが、もうプライベートでは関わらないでほしい……ひゃあ!!」



顔を上げて先生に真っ直ぐ伝えたつもりだった。だけど最後まで言いきらないうちに、急に抱きしめられた。



「……プライベートで関わるな?そんなの、もう無理だ。お前のこと、心から愛してしまっている。俺は、お前のことを嫁にしたいと思っている」



……よ、嫁?!
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