Bitter Love〜無愛想な上司を助けたら、なぜか溺愛生活始まりました〜

触られる度にビクッと身体が反応する。触り方が丁寧だけどとこかいやらしい。



「恥ずかしい……のも、ありますけど……」


「ん?なんだ」


「すみません、下着……あまり可愛くないのを着ていて……きゃ!」



こんなこと言わなくてもいいのはわかってるけど、どうしても我慢ならなかった。和馬さんには可愛いと思われたいから。


思い切って伝えたのに、和馬さんはプツプツと部屋着のボタンを外してくる。



「なんだ、そんなこと気にしてるのか?陽葵は何を着ても可愛い。そんなこと気にする必要が無くなるくらい、愛でてやるよ」


「和馬さん……大好き……ん、んぅ」



和馬さんはニヤリと笑うと、部屋着を脱がせる。甘いキスがくちびるから下へと降りていく。


身体に和馬さんのくちびるが触れる度に、くすぐったくなる。もっと、もっとと求めてしまう。



「……気持ちいいか?」


「は、い……」



クラクラする頭で、なんとか意識を保ち、和馬さんに身を委ねた。
< 52 / 54 >

この作品をシェア

pagetop