Bitter Love〜無愛想な上司を助けたら、なぜか溺愛生活始まりました〜
今日だけでどれだけ涙を流したのだろう。和馬さんと一緒にいる時の涙は幸せで暖かい。
「こちらこそ、ありがとう。……陽葵。愛してるよ」
「私も、愛してます」
薬指の指輪にキスをする和馬さん。
その姿でさえも愛おしい。
これから先、どんなことがあろうと和馬さんとなら乗り越えられる。
本気でそう信じていた。
「「これからもよろしくお願いします」」
……これが私、音川陽葵の恋物語。上司が婚約者になるまでの物語だ。
これからも、この幸せが続きますように。
【終わり】