【完結】婚約破棄したら意地悪悪魔に目を付けられました!?(仮)


 私は片霧先生に「片霧先生はそのままがいいよ。そのままでいてほしい。 片霧先生がすごい医者だってことは、私が分かってるから」と片霧先生に伝える。

「ありがとな、美耶子」

 ポンと頭に手を乗せられる。

「うん」

 私はやっぱり、片霧先生のことが好きだな。この笑顔とか、頭ポンとしてくれるとことか、優しいとことか、大好き。

「ねえ、今日……泊まって行ってもいい?」

「美耶子がいいなら」

「私は、片霧先生と一緒にいたいよ」

 その言葉の後、片霧先生から甘い口付けをもらう。

「片霧先生、大好き」

「ああ」

 私は片霧先生のことがすごく大好きなんだ。

「片霧先生は、私のこと……好き?」

「言わなくても分かるだろ?」

 そう言われたけど、私は「言わないと分からないよ」と伝える。

「ったく……お前は本当に甘えたがりだな」

「甘えたがりだよ。 片霧先生の前では、いつも甘えたいって思っちゃう」

 こんなこと思うなんて、変かな……?

「そんなにかわいいこと言うと、襲うぞ」

「ふふふ。 ほら、三分経ったよ」

「よし、焼きそば食うか」

「うん」

 片霧先生と過ごすこの時間は、かけがえのないくらい愛おしくて大切な日々になりそうな予感がしている。
 恋をすることで、人は変われるのかな。愛おしいと感じる人がいると、それだけで幸せだと思える。

 お互いに手を合わせて「いただきます」をする。
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