夜の姫は、夜王子の夢を見る。
○o。.◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇.。o○
そして、今に至る。
ベッドに座った夜王くんの隣に座ったら、なんでか押し倒されたのだ。
―夜王くんっ……何考えてるの⁉
勝手に赤くなっていく私の顔を見て、夜王くんはぐいっと顔を近づける。
ふわっと夜王くんの良い匂いが、さっきもだけれど鼻をくすぐって、私はびくり、ぞわっと体が反応する。
そして、どきどきどきどき心臓が跳ね上がる。
夜王くんが近づくたびに、体がぞくっと反応してしまって、妙に意識してしまう。
「夜王、くん……?」
「俺、もう止めらんないかも」
「止められっ……? ……ん、あっ……ほあっ……よおっ、く……やっ……」
言葉を私が放つ前に、夜王くんは、今度は吸血じゃなくて、キスを私の首に落とす。
そこから舌でぺろりと舐められて、また変な声を出してしまって。
また、気持ち良さを感じてしまう。
でも、さっきの吸血とは違う、体全体が反応している。
舐められるたび、感情が高ぶる。
いわゆる、発情というもの。
―んんっ……や、あっ……夜王くっ、そこ……だめっ……。
私の体は、さっきから熱くなって、びくっと反応して。
「とろけてる顔、たまんない」
夜王くんは、意地悪だ。
容姿完璧、クールな夜王くんの、誰も知らない一面。
そういえば、吸血衝動をずっと抑えていた吸血鬼が初めて血を飲むと、その飲んだ相手に襲いかかるらしい。
多分、それを行ってしまっているのだ、夜王くんは。
「よお、う、くん……」
「んー、亜嵐って呼ぶまで、やめない」
わがままな夜王くん。
従うしか、無いのだろうか。
ぎゅうっと、すがりつくように夜王くんのシャツに手を掴ませる。
―夜王くっ……嫌っ……。
体がもう、唇にキスしてもらわないと抑えられなくなっている。
気持ちよくして欲しい。
もっと、そのわがままと意地悪が欲しい。
「あらん、くん……っ」
「ん?」
優しく、微笑む彼。
未だに私の首を弱点だと分かったのかキスし続けているが、私は涙で潤んだ瞳を向けて、亜嵐くんに訴える。
「キス……して……」
「虐めすぎたか」
そうして、亜嵐くんは首キスをやめて、そうっと唇を顔の方へと持って行く。
もう、キス欲が強すぎる。
こんな風に、変態のような体になってしまった私の体を、支配するのは亜嵐くんだけ。
そして、今に至る。
ベッドに座った夜王くんの隣に座ったら、なんでか押し倒されたのだ。
―夜王くんっ……何考えてるの⁉
勝手に赤くなっていく私の顔を見て、夜王くんはぐいっと顔を近づける。
ふわっと夜王くんの良い匂いが、さっきもだけれど鼻をくすぐって、私はびくり、ぞわっと体が反応する。
そして、どきどきどきどき心臓が跳ね上がる。
夜王くんが近づくたびに、体がぞくっと反応してしまって、妙に意識してしまう。
「夜王、くん……?」
「俺、もう止めらんないかも」
「止められっ……? ……ん、あっ……ほあっ……よおっ、く……やっ……」
言葉を私が放つ前に、夜王くんは、今度は吸血じゃなくて、キスを私の首に落とす。
そこから舌でぺろりと舐められて、また変な声を出してしまって。
また、気持ち良さを感じてしまう。
でも、さっきの吸血とは違う、体全体が反応している。
舐められるたび、感情が高ぶる。
いわゆる、発情というもの。
―んんっ……や、あっ……夜王くっ、そこ……だめっ……。
私の体は、さっきから熱くなって、びくっと反応して。
「とろけてる顔、たまんない」
夜王くんは、意地悪だ。
容姿完璧、クールな夜王くんの、誰も知らない一面。
そういえば、吸血衝動をずっと抑えていた吸血鬼が初めて血を飲むと、その飲んだ相手に襲いかかるらしい。
多分、それを行ってしまっているのだ、夜王くんは。
「よお、う、くん……」
「んー、亜嵐って呼ぶまで、やめない」
わがままな夜王くん。
従うしか、無いのだろうか。
ぎゅうっと、すがりつくように夜王くんのシャツに手を掴ませる。
―夜王くっ……嫌っ……。
体がもう、唇にキスしてもらわないと抑えられなくなっている。
気持ちよくして欲しい。
もっと、そのわがままと意地悪が欲しい。
「あらん、くん……っ」
「ん?」
優しく、微笑む彼。
未だに私の首を弱点だと分かったのかキスし続けているが、私は涙で潤んだ瞳を向けて、亜嵐くんに訴える。
「キス……して……」
「虐めすぎたか」
そうして、亜嵐くんは首キスをやめて、そうっと唇を顔の方へと持って行く。
もう、キス欲が強すぎる。
こんな風に、変態のような体になってしまった私の体を、支配するのは亜嵐くんだけ。