策略に堕ちた私
「ふ、ふしだらっ! わ、わいせつ! け、けだもの!」
社長は女性にはだらしないが、社員に手を出したことはなかった。
そこは尊敬してたのに。
社長のことを信頼してたのに、ホントに信頼してたのに。
私の怒りは炸裂する。
「社長、最低です!」
社長は憮然とした顔で言ってきた。
「えっと、何で?」
「私を襲ったんですよね!」
「昨日は、山田さんが俺を誘って来たんだけど」
「はあ?」
んなわけあるかい!
「私が誘うわけないじゃないですか。私、社長は全くの圏外ですから! それに私、未経験ですし! 誘うなんてことできません!」
社長はため息をついて起き上がると、説明を始めた。
「昨日、山田さんが、笑いながら俺の顔をペタペタと触ってきて、お肌がつるつる、やっぱり二十代だなんだの言ってきて、更には俺の服を脱がせようとしてきた」
「わ、私がそんなことするはずありませんっ」
社長はサイドテーブルからスマホを持ち上げた。
「これ、オフィスでの音声」
社長は女性にはだらしないが、社員に手を出したことはなかった。
そこは尊敬してたのに。
社長のことを信頼してたのに、ホントに信頼してたのに。
私の怒りは炸裂する。
「社長、最低です!」
社長は憮然とした顔で言ってきた。
「えっと、何で?」
「私を襲ったんですよね!」
「昨日は、山田さんが俺を誘って来たんだけど」
「はあ?」
んなわけあるかい!
「私が誘うわけないじゃないですか。私、社長は全くの圏外ですから! それに私、未経験ですし! 誘うなんてことできません!」
社長はため息をついて起き上がると、説明を始めた。
「昨日、山田さんが、笑いながら俺の顔をペタペタと触ってきて、お肌がつるつる、やっぱり二十代だなんだの言ってきて、更には俺の服を脱がせようとしてきた」
「わ、私がそんなことするはずありませんっ」
社長はサイドテーブルからスマホを持ち上げた。
「これ、オフィスでの音声」