情愛ボトルキープ
余韻
「今月いっぱいで廃車にしようと思うのね」
「いいの?」
ハンドルを操作しながら、ヒカルに確認する。そろそろの彼女の自宅に辿り着く。
「うん。ちょっと寂しいけど、あんまり無理させて、いきなり動かなくなっちゃったら困るの私だし」
ヒカルが口角を上げて言った。
「……それに、最後にとんでもない思い出も作れたから」
「な……っ、バ、バカ! 思い出させるんじゃないわよ!」
「何で? 言い出しっぺ葵くんじゃない」
「う、うるさい……っ!」
一昨日の夜を明瞭に思い出し、葵は唸った。二回目のヒカルとの性行為。顔が一気に熱くなる。たぶん、真っ赤になっている事だろう。
初めても人気のない廃屋だったし、続けてAVみたいな体験をさせてしまった事実に、今更ながら申し訳なさと羞恥を感じて、大声を出して暴れたいような気分になる。
「いいの?」
ハンドルを操作しながら、ヒカルに確認する。そろそろの彼女の自宅に辿り着く。
「うん。ちょっと寂しいけど、あんまり無理させて、いきなり動かなくなっちゃったら困るの私だし」
ヒカルが口角を上げて言った。
「……それに、最後にとんでもない思い出も作れたから」
「な……っ、バ、バカ! 思い出させるんじゃないわよ!」
「何で? 言い出しっぺ葵くんじゃない」
「う、うるさい……っ!」
一昨日の夜を明瞭に思い出し、葵は唸った。二回目のヒカルとの性行為。顔が一気に熱くなる。たぶん、真っ赤になっている事だろう。
初めても人気のない廃屋だったし、続けてAVみたいな体験をさせてしまった事実に、今更ながら申し訳なさと羞恥を感じて、大声を出して暴れたいような気分になる。