前世の約束〜神の目を持つ敏腕社長は、純白オーラの秘書を慈しむ
そして、社長が私の痣にキスをすると、突然、動きが止まった。
「これは…」
しばらく私の痣に手を当てて、不思議そうな顔をしていた。
「綾奈…素敵な痣だね」

優しく心温まる笑顔…
誰にも見せたくなくて、ずっと恥ずかしく思っていた痣を、褒めてくれた。
社長の頬笑みが、今までの私の思いを払拭する。

それから、私を確かめるように這う手と唇は、ゆっくりと私の体をほぐしていく。
初めての感覚に我慢できず、声が漏れる自分が恥ずかしくなった。

「社長…私…」
「綾奈…その呼び方は止めろ。恋人同士の時は、名前で呼んで欲しい」
「北斗…さん」
「俺の前では全てさらけ出して、素直になれ。我慢するな、いいな?」
頷くと、北斗さんに包み込まれながら、2人は繋がった。

「綾奈…大丈夫か?」
「はい…北斗さん」
優しく微笑みながら、頭を撫でた北斗さんは、私をゆっくりと突き動かす。
初めての痛みは、体を駆け巡る幸せに、かき消された。

突き動かされる度に、我慢しきれない声が漏れると、
「今日は無理をさせないつもりだったけど…もっと、俺に染めたい」
普段見ない顔つきで、色気漂う息づかいの北斗さんに愛されて、嬉しくて抱きついた。

「綾奈…俺を翻弄させるなんて、本当にいけない子だ」
私の初めては、明日が仕事だということを忘れるくらい、北斗さんの愛情を体に刻まれた。
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