前世の約束〜神の目を持つ敏腕社長は、純白オーラの秘書を慈しむ
30分すると、北斗さんが内ドアを開けて、
「終わったから、ここを開けておくよ」
声を掛けると、自分のデスクに向かおうとした。
「社長、霞条様が言われていたことですが…」
「さっきのことは気にするな」
「でも…」
「俺がそう言ってるんだ。誰を信じる?」
「それは、北斗さんですが…あっ!すみません、社長」
「いいよ、誰もいない時は。でも、恋人呼びしたなら、その扱いをするけどな」
私の頬に手を当てると、北斗さんの顔が近づいてきた。
そうだ…これから一緒に住むんだから…
「あの、今日の夕食、家で食べますか?私、料理得意なので、何か作ります」
「それ、今聞かないとダメか?」
「はい、大切なことなので…」
「…遅くなるけど、綾奈の料理をいただくよ」
「分かりました」
「もう、質問は無いな?」
「そうですね…あっ、お掃除ですが」
北斗さんを見ると、眉間に皺を寄せて、目を細めてる。
「後で…お聞きします」
「俺のために、そうしてくれ」
再び、顔が近づくと、北斗さんの携帯が鳴った。
北斗さんは画面を見ると、ため息をつきながら、電話を取った。
「はい……今から行きます」
電話を切ると、凄く不機嫌な顔をしている。
「俺を弄ぶのは綾奈だけだぞ!」
「わ、私そんなことしてません!」
「お預けが多い!今から吉田製造の退職者の受け入れで報告会だ」
拗ね気味にデスクに戻り、手帳を持ってドアに向かうと、
「今夜は、寝かさないからな!」
と怒りながら出て行った。
その日の夜はというと…
昼間は怒っていたけど、ベッドの上では、
「約束だ。まだ寝かさないよ」
色気溢れる頬笑みで、甘く囁きながら、何度も蕩けるほど愛情を注がれた。
今日も会議の後、役員や部長達が、入れ替わり社長室に来ていた。
その度に判断を下し、1人で責任を全て背負う重圧。
それでも、家では私に優しく接してくれる。
横で寝ている北斗さんの寝顔を見ると、幸せ過ぎて怖いくらい。
ずっと傍にいたい…
貴方に許される限り。
「終わったから、ここを開けておくよ」
声を掛けると、自分のデスクに向かおうとした。
「社長、霞条様が言われていたことですが…」
「さっきのことは気にするな」
「でも…」
「俺がそう言ってるんだ。誰を信じる?」
「それは、北斗さんですが…あっ!すみません、社長」
「いいよ、誰もいない時は。でも、恋人呼びしたなら、その扱いをするけどな」
私の頬に手を当てると、北斗さんの顔が近づいてきた。
そうだ…これから一緒に住むんだから…
「あの、今日の夕食、家で食べますか?私、料理得意なので、何か作ります」
「それ、今聞かないとダメか?」
「はい、大切なことなので…」
「…遅くなるけど、綾奈の料理をいただくよ」
「分かりました」
「もう、質問は無いな?」
「そうですね…あっ、お掃除ですが」
北斗さんを見ると、眉間に皺を寄せて、目を細めてる。
「後で…お聞きします」
「俺のために、そうしてくれ」
再び、顔が近づくと、北斗さんの携帯が鳴った。
北斗さんは画面を見ると、ため息をつきながら、電話を取った。
「はい……今から行きます」
電話を切ると、凄く不機嫌な顔をしている。
「俺を弄ぶのは綾奈だけだぞ!」
「わ、私そんなことしてません!」
「お預けが多い!今から吉田製造の退職者の受け入れで報告会だ」
拗ね気味にデスクに戻り、手帳を持ってドアに向かうと、
「今夜は、寝かさないからな!」
と怒りながら出て行った。
その日の夜はというと…
昼間は怒っていたけど、ベッドの上では、
「約束だ。まだ寝かさないよ」
色気溢れる頬笑みで、甘く囁きながら、何度も蕩けるほど愛情を注がれた。
今日も会議の後、役員や部長達が、入れ替わり社長室に来ていた。
その度に判断を下し、1人で責任を全て背負う重圧。
それでも、家では私に優しく接してくれる。
横で寝ている北斗さんの寝顔を見ると、幸せ過ぎて怖いくらい。
ずっと傍にいたい…
貴方に許される限り。