前世の約束〜神の目を持つ敏腕社長は、純白オーラの秘書を慈しむ
化粧室を出て会場に向かっていると、
「星部さん、待っていたよ」
声がする方を見ると、にっこりと笑いながら、北斗さんが近づいて来た。
「北、あっ、社長」
「心配で見に来たんだ。本当に他の男について行ってないか」
「しません!霞条様と、妹の景子様とお会いしたから、少しお話しただけです」
それを聞いた北斗さんの顔が曇る。
「来てるのか…何か言われなかったか?」
「特には…また近いうちに、会いましょうってだけです」
「それならいいんだ。もう、帰ろうか」
「取引先の人達に、挨拶しなくていいんですか?」
「あぁ、もう挨拶して、何件かアポを取って来たし、長い時間いると疲れるからね」
「すみません…何もお役に立てず」
「助かってるよ。疲れる原因は、俺自身の問題なんだ」
「大丈夫ですか?どこか体調が優れないところ、ありますか?」
「あぁ、実はね…」
「はい…」
周りに聞こえないように、私の耳の近くまで腰を折り、
「綾奈不足みたいだ。早く抱きたくて」
囁くように呟いた。
「もぉ!こんな所で恥ずかしいこと言わないでください!」
「ほんと、可愛いな。会社に戻ろう。後で会長が参加するだろうから」
「星部さん、待っていたよ」
声がする方を見ると、にっこりと笑いながら、北斗さんが近づいて来た。
「北、あっ、社長」
「心配で見に来たんだ。本当に他の男について行ってないか」
「しません!霞条様と、妹の景子様とお会いしたから、少しお話しただけです」
それを聞いた北斗さんの顔が曇る。
「来てるのか…何か言われなかったか?」
「特には…また近いうちに、会いましょうってだけです」
「それならいいんだ。もう、帰ろうか」
「取引先の人達に、挨拶しなくていいんですか?」
「あぁ、もう挨拶して、何件かアポを取って来たし、長い時間いると疲れるからね」
「すみません…何もお役に立てず」
「助かってるよ。疲れる原因は、俺自身の問題なんだ」
「大丈夫ですか?どこか体調が優れないところ、ありますか?」
「あぁ、実はね…」
「はい…」
周りに聞こえないように、私の耳の近くまで腰を折り、
「綾奈不足みたいだ。早く抱きたくて」
囁くように呟いた。
「もぉ!こんな所で恥ずかしいこと言わないでください!」
「ほんと、可愛いな。会社に戻ろう。後で会長が参加するだろうから」