前世の約束〜神の目を持つ敏腕社長は、純白オーラの秘書を慈しむ
正人君のオーラは、『明るい』黄色だが、微かに色が動きだす。
感情的になっているな…濃いピンクが少し揺らぎ始めた。
「それは何かの縁だね。それなら正人、2人で話をしていたらいいよ。私は北斗君と」
「いえ、これからの事を考えて、正人君にも参加してもらいましょう」
2人きりに、させるわけにはいかない。
今の綾奈の放出するオーラに、恋愛感情が芽生える可能性が高い。
「まぁ、北斗君がそう言ってくれるなら、君の考え方は正人の勉強になるからね」
「えぇ、そうして下さい」
それから、近藤商事が海外に建設している施設の運営方法に対して、俺なりの考えを告げた。
「さすがだね…感心するよ。私達では想像出来ないことだ」
ため息をつきながら、近藤社長がソファにもたれた。
「北斗君。宇河会長と私はライバルでもあるが、良い関係で助け合って来た。正人のことも、助けてやって欲しい。この通りだ」
深々と頭を下げる近藤社長。
「分かりました。近藤社長には、父もお世話になってますから」
「本当に頼もしいね。正人が北斗君のようになるには、まだまだだな」
「今は力不足ですが、急いで追いかけますよ」
「それは楽しみだね。では、私達はこれで失礼します」
「正人、お2人をお見送りしなさい。ありがとう、北斗君、星部さん」
俺達は、部屋を出て、3人で入り口に向かった。
「会社にもお伺いしていいですか?星部さんにも会えるし」
その言葉に、照れる綾奈の顔を見ると、嫉妬心が芽生える。
仕事のことなら何とでもなるし、出来る自信しかない。
だが…
綾奈の事になると、俺は余裕が無くなる。
「えぇ、どうぞ。彼女はいつも、私の傍にいますから」
俺は、綾奈の腰に手を添えて、歩き出した。
「しゃ、社長。皆さんの前です」
「別に、2人の仲を知られてもいいだろ?」
怒る綾奈を諭しながら、エレベータに向かった。
感情的になっているな…濃いピンクが少し揺らぎ始めた。
「それは何かの縁だね。それなら正人、2人で話をしていたらいいよ。私は北斗君と」
「いえ、これからの事を考えて、正人君にも参加してもらいましょう」
2人きりに、させるわけにはいかない。
今の綾奈の放出するオーラに、恋愛感情が芽生える可能性が高い。
「まぁ、北斗君がそう言ってくれるなら、君の考え方は正人の勉強になるからね」
「えぇ、そうして下さい」
それから、近藤商事が海外に建設している施設の運営方法に対して、俺なりの考えを告げた。
「さすがだね…感心するよ。私達では想像出来ないことだ」
ため息をつきながら、近藤社長がソファにもたれた。
「北斗君。宇河会長と私はライバルでもあるが、良い関係で助け合って来た。正人のことも、助けてやって欲しい。この通りだ」
深々と頭を下げる近藤社長。
「分かりました。近藤社長には、父もお世話になってますから」
「本当に頼もしいね。正人が北斗君のようになるには、まだまだだな」
「今は力不足ですが、急いで追いかけますよ」
「それは楽しみだね。では、私達はこれで失礼します」
「正人、お2人をお見送りしなさい。ありがとう、北斗君、星部さん」
俺達は、部屋を出て、3人で入り口に向かった。
「会社にもお伺いしていいですか?星部さんにも会えるし」
その言葉に、照れる綾奈の顔を見ると、嫉妬心が芽生える。
仕事のことなら何とでもなるし、出来る自信しかない。
だが…
綾奈の事になると、俺は余裕が無くなる。
「えぇ、どうぞ。彼女はいつも、私の傍にいますから」
俺は、綾奈の腰に手を添えて、歩き出した。
「しゃ、社長。皆さんの前です」
「別に、2人の仲を知られてもいいだろ?」
怒る綾奈を諭しながら、エレベータに向かった。