前世の約束〜神の目を持つ敏腕社長は、純白オーラの秘書を慈しむ
霞条さんが、私の手に触れようとした時、ドアが開いた。
「触るな!」
その言葉に、霞条さんが固まった。
「北斗さん…ただの握手みたいなものだから、私もそれならと」
「ダメだ」
北斗さんが私の前に立ちはだかる。
「忠君、俺がいない時に綾奈に会うな」
「すみません!星也君の力が凄くて、綾奈さんに興味が出て…」
「興味だけか?本当は」
「…ち、違います!ただ、興味が…あるだけで」
「俺には嘘をつけない。君が、例え気付かなくても、オーラは心の真実を表す」
「オーラに…」
「触れると、気持ちを抑えられなくなるぞ。そんな素振りを見せただけでも、俺は今後一切、君とは仕事をしない」
霞条さんは、凄む北斗さんに圧倒され、息を呑んでいた。
「綾奈の力は、星也が産まれてからも弱まらない。母性が溢れて、今まで以上に癒やされる。それは分かるな?」
「触れなくても、きっと、私みたいに力がある者は、同じように落ちてしまいますね」
「綾奈を他の男に触れられた時、俺は自分の怒りを抑えられない」
「しばらく仕事の話は、Webでします。これで失礼します。綾奈さん、度重なるご無礼をお許しください」
深々と頭を下げた霞条さんは、部屋を出て行った。
「綾奈、何もされなかったか?度重なるって…前に何かあったのか?」
「大丈夫です。何もありませんから。でも、私の力って…自分では全く分からないですが…」
「純白のオーラに、癒やしの力だ。力を持つ者は、綾奈の力を肌で感じるだけじゃなく、直接触れたい衝動に駆られる」
北斗さんが、私に近づいた。
「手に触れただけでも、体に流れ込むんだ。その感覚が忘れられず、また、触れたくなる」
怒りに満ちる目で、私の顎に手を掛けると、
「俺の綾奈に触れさせない」
怒りをぶつけるようなキスは、星也が泣くまでしばらく続いた。
「触るな!」
その言葉に、霞条さんが固まった。
「北斗さん…ただの握手みたいなものだから、私もそれならと」
「ダメだ」
北斗さんが私の前に立ちはだかる。
「忠君、俺がいない時に綾奈に会うな」
「すみません!星也君の力が凄くて、綾奈さんに興味が出て…」
「興味だけか?本当は」
「…ち、違います!ただ、興味が…あるだけで」
「俺には嘘をつけない。君が、例え気付かなくても、オーラは心の真実を表す」
「オーラに…」
「触れると、気持ちを抑えられなくなるぞ。そんな素振りを見せただけでも、俺は今後一切、君とは仕事をしない」
霞条さんは、凄む北斗さんに圧倒され、息を呑んでいた。
「綾奈の力は、星也が産まれてからも弱まらない。母性が溢れて、今まで以上に癒やされる。それは分かるな?」
「触れなくても、きっと、私みたいに力がある者は、同じように落ちてしまいますね」
「綾奈を他の男に触れられた時、俺は自分の怒りを抑えられない」
「しばらく仕事の話は、Webでします。これで失礼します。綾奈さん、度重なるご無礼をお許しください」
深々と頭を下げた霞条さんは、部屋を出て行った。
「綾奈、何もされなかったか?度重なるって…前に何かあったのか?」
「大丈夫です。何もありませんから。でも、私の力って…自分では全く分からないですが…」
「純白のオーラに、癒やしの力だ。力を持つ者は、綾奈の力を肌で感じるだけじゃなく、直接触れたい衝動に駆られる」
北斗さんが、私に近づいた。
「手に触れただけでも、体に流れ込むんだ。その感覚が忘れられず、また、触れたくなる」
怒りに満ちる目で、私の顎に手を掛けると、
「俺の綾奈に触れさせない」
怒りをぶつけるようなキスは、星也が泣くまでしばらく続いた。