神殺しのクロノスタシス6
マシュリside
―――――――…深い暗闇の中から、呼び起こされたような気がした。
…もう二度と、戻ることは出来ないと思っていたのに。
重い瞼を開けると、そこには真紅の石のようなものが、目の前にふわふわと浮かんでいた。
…不思議な光景だ。
でも、すぐに気づいた。これが何なのか。
そして、その後ろで、信じられないものでも見るように目を見開いていた羽久の姿も。
…そう…そう、なんだね。
…本当に、君達は…。
僕は、そっと手を伸ばして真紅の石を…。
生まれてすぐ、この身体から切り離された、7つ目の心臓を手にした。
「…おかえり。僕の原罪」
これでもう、僕を縛る呪いはなくなった。
あとは思う存分…神竜バハムート、マシュリ・カティアとして力を奮えば良い。
命を懸けて僕を助けてくれた、愛する仲間達の為に。
…もう二度と、戻ることは出来ないと思っていたのに。
重い瞼を開けると、そこには真紅の石のようなものが、目の前にふわふわと浮かんでいた。
…不思議な光景だ。
でも、すぐに気づいた。これが何なのか。
そして、その後ろで、信じられないものでも見るように目を見開いていた羽久の姿も。
…そう…そう、なんだね。
…本当に、君達は…。
僕は、そっと手を伸ばして真紅の石を…。
生まれてすぐ、この身体から切り離された、7つ目の心臓を手にした。
「…おかえり。僕の原罪」
これでもう、僕を縛る呪いはなくなった。
あとは思う存分…神竜バハムート、マシュリ・カティアとして力を奮えば良い。
命を懸けて僕を助けてくれた、愛する仲間達の為に。