神殺しのクロノスタシス6
マシュリタクシーに乗って、シルナ達がいる『門』に戻ると。
そこは、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
「ひぇぇ〜っ!ガイコツ怖い〜っ!」
「腰を抜かしてる場合ですか、このパンダ!」
「だ、だってイレースちゃん。ガイコツが動いてる〜っ!」
「骨如きにビビってないで、さっさと戦いなさい!」
「ひぇっ!」
シルナは、イレースに尻蹴っ飛ばされながら戦わされてるし。
ガイコツより、イレースの方が怖くね?
と思ったけど、言ったら俺もガイコツの仲間入りをさせられそうだからやめておく。
そして、シルナ以外にも。
「くそっ、こいつらキリがねぇ。倒しても倒しても、何度も…」
「あーれー」
「ベリクリーデ、お前は何やってんだよ!」
ガイコツ軍団に連れ去られようとしているベリクリーデを、ジュリスが必死に助けていた。
ベリクリーデ、何でお前は無抵抗なんだ?
勝てとは言わないが、戦う姿勢くらいは見せろよ。
「くっ…!全然退いてくれない…!僕達はもう冥界から出ていったのに、何でまだ追いかけてくるの…!?」
「うーん。魔物は心を読めないし、そもそも骨に心があるのか不明ですから、何考えてるのか分かりませんね。こうなったら…」
「…こうなったら?」
「天音さんがトゥルーフォームを解禁して、ガイコツ軍団を一体残らず微塵切りにするしかありませんね!」
「ちょ、そ、そのことは!ナジュ君!」
いまいち緊張感が感じられない、天音とナジュである。
本当仲良しだな、お前ら…。
…天音のトゥルーフォームって何?
それから。
「くっそ、こいつら…!何体出てくるんだ?無限湧きかよ!」
「あー面倒臭い。もう戦うの面倒臭いですよ。いっそ骨に身を任せて、好きなように…」
「ルイーシュ、諦めんなぁ!!」
…こっちも仲良しだなぁ。キュレムとルイーシュ…。
骨に身を任せるのは…ちょっと御免だな。
そして、そんな騒がしい周囲に全く耳を貸さず、ただ黙々と目の前の敵(骨)をバサバサと処理しているのが。
「『八千歳』。次」
「はいはい」
こちらも素晴らしい連携を見せる、令月とすぐりであった。
この二人、また連携の精度が上がってないか?
一人ずつでも充分強力な暗殺者だったのに、この二人が協力したら、最早太刀打ち出来る者はいない。
と言っても過言ではない。
更に、ガイコツと戦っているのは遠征メンバーだけではない。
「ガイコツだろうと何だろうと、シュニィに手出しはさせん!」
非常に頼もしい台詞と共に、超巨大な大剣を振り回すアトラス。
斬られるというより、押し潰されてるな。剣に。
アトラス同様、シュニィ、クュルナ、エリュティア、無闇、ルディシア達もガイコツに応戦していた。
…しかし、それでも。
「くっ…!『門』を閉じられない…!」
吐月は唇噛み締めて、呻くようにそう言った。
皆の奮闘を物ともせず、冥界の『門』を潜って、次から次へとガイコツが現れる。
そのせいで、閉じようとしても『門』を閉じられないのだ。
一度、溢れ返るガイコツを一掃してからじゃないと。
でも、それは簡単なことではなかった。
そこは、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
「ひぇぇ〜っ!ガイコツ怖い〜っ!」
「腰を抜かしてる場合ですか、このパンダ!」
「だ、だってイレースちゃん。ガイコツが動いてる〜っ!」
「骨如きにビビってないで、さっさと戦いなさい!」
「ひぇっ!」
シルナは、イレースに尻蹴っ飛ばされながら戦わされてるし。
ガイコツより、イレースの方が怖くね?
と思ったけど、言ったら俺もガイコツの仲間入りをさせられそうだからやめておく。
そして、シルナ以外にも。
「くそっ、こいつらキリがねぇ。倒しても倒しても、何度も…」
「あーれー」
「ベリクリーデ、お前は何やってんだよ!」
ガイコツ軍団に連れ去られようとしているベリクリーデを、ジュリスが必死に助けていた。
ベリクリーデ、何でお前は無抵抗なんだ?
勝てとは言わないが、戦う姿勢くらいは見せろよ。
「くっ…!全然退いてくれない…!僕達はもう冥界から出ていったのに、何でまだ追いかけてくるの…!?」
「うーん。魔物は心を読めないし、そもそも骨に心があるのか不明ですから、何考えてるのか分かりませんね。こうなったら…」
「…こうなったら?」
「天音さんがトゥルーフォームを解禁して、ガイコツ軍団を一体残らず微塵切りにするしかありませんね!」
「ちょ、そ、そのことは!ナジュ君!」
いまいち緊張感が感じられない、天音とナジュである。
本当仲良しだな、お前ら…。
…天音のトゥルーフォームって何?
それから。
「くっそ、こいつら…!何体出てくるんだ?無限湧きかよ!」
「あー面倒臭い。もう戦うの面倒臭いですよ。いっそ骨に身を任せて、好きなように…」
「ルイーシュ、諦めんなぁ!!」
…こっちも仲良しだなぁ。キュレムとルイーシュ…。
骨に身を任せるのは…ちょっと御免だな。
そして、そんな騒がしい周囲に全く耳を貸さず、ただ黙々と目の前の敵(骨)をバサバサと処理しているのが。
「『八千歳』。次」
「はいはい」
こちらも素晴らしい連携を見せる、令月とすぐりであった。
この二人、また連携の精度が上がってないか?
一人ずつでも充分強力な暗殺者だったのに、この二人が協力したら、最早太刀打ち出来る者はいない。
と言っても過言ではない。
更に、ガイコツと戦っているのは遠征メンバーだけではない。
「ガイコツだろうと何だろうと、シュニィに手出しはさせん!」
非常に頼もしい台詞と共に、超巨大な大剣を振り回すアトラス。
斬られるというより、押し潰されてるな。剣に。
アトラス同様、シュニィ、クュルナ、エリュティア、無闇、ルディシア達もガイコツに応戦していた。
…しかし、それでも。
「くっ…!『門』を閉じられない…!」
吐月は唇噛み締めて、呻くようにそう言った。
皆の奮闘を物ともせず、冥界の『門』を潜って、次から次へとガイコツが現れる。
そのせいで、閉じようとしても『門』を閉じられないのだ。
一度、溢れ返るガイコツを一掃してからじゃないと。
でも、それは簡単なことではなかった。