神殺しのクロノスタシス6
第12章
…さて、そんな風にして。



奇妙な天使、リューイに観察される日々がしばらく続いた。




俺としては、いつ背中を襲われるかと気が気でなかったのだが…。

「見て見てー、羽久。ほらほら。すっごく美味しそうでしょ?」

今日もシルナは、満面の笑みでチョコケーキが乗った皿を手にしていた。

…お前のその間抜けヅラ見てたら、一人で悩んでるのが馬鹿らしくなってくるな。






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