神殺しのクロノスタシス6
新作猫缶を、心ゆくまで楽しんだ後。
いつもだったら、猫好きな生徒達が中庭に集まってきて。
ボールや、猫じゃらしや蹴りぐるみなどを持ってきて、一緒に遊んでくれるのだが…。
この日はと言うと。
「ごめんね、いろりちゃん。一緒に遊んであげたいけど、今日はもう急いで帰らなきゃ」
餌やりが終わった途端、生徒は残念そうに立ち上がった。
「もうすぐ試験があるから、試験の勉強しなきゃいけないの」
「…にゃー…」
そういえば、学院長達も試験問題がどうの、とか言ってたっけな…。
試験勉強に忙しい生徒達は、猫を構って遊んでいる暇はないということか。
…何だか、ちょっと寂しい。
「ごめんね。試験が終わったら、また一緒に遊ぼうね」
「にゃー」
よしよし、と手のひらで背中を撫でてくれた。
…試験か…。まぁ、仕方あるまい。
学生である彼らの本分は勉学だからな。
餌をくれた生徒は、申し訳無さそうに中庭から去っていった。
…ので。
僕もそろそろ、人間の姿に戻るとしようか。
いつもだったら、猫好きな生徒達が中庭に集まってきて。
ボールや、猫じゃらしや蹴りぐるみなどを持ってきて、一緒に遊んでくれるのだが…。
この日はと言うと。
「ごめんね、いろりちゃん。一緒に遊んであげたいけど、今日はもう急いで帰らなきゃ」
餌やりが終わった途端、生徒は残念そうに立ち上がった。
「もうすぐ試験があるから、試験の勉強しなきゃいけないの」
「…にゃー…」
そういえば、学院長達も試験問題がどうの、とか言ってたっけな…。
試験勉強に忙しい生徒達は、猫を構って遊んでいる暇はないということか。
…何だか、ちょっと寂しい。
「ごめんね。試験が終わったら、また一緒に遊ぼうね」
「にゃー」
よしよし、と手のひらで背中を撫でてくれた。
…試験か…。まぁ、仕方あるまい。
学生である彼らの本分は勉学だからな。
餌をくれた生徒は、申し訳無さそうに中庭から去っていった。
…ので。
僕もそろそろ、人間の姿に戻るとしようか。