神殺しのクロノスタシス6
「シルナ…。何とか出来るか?」
「…それしか助かる方法がないなら、やってみよう」
シルナは杖を握り締めて、頷いた。
まずは、聖魔騎士団の追跡から逃げなくては。
今捕まったら、俺達全員、不審者として塀の中にぶち込まれてしまう。
勿論、いつまでも逃げ回る訳にはいかないことも分かってる。
でも、少なくとも記憶を取り戻す方法を確立させないことには、仲間達のもとには戻れない。
悔しいが、ここは逃げるのが最善だろう。
「全員、私の周りに集まって」
シルナがそう指示した。
「何をするの?」
「このままここに居たら見つかってしまう。なら…もっと『遠く』に行く」
「遠くって何処?」
「異空間だよ、ベリクリーデちゃん」
と、シルナはベリクリーデの質問に答えた。
…まぁ、それしかないよな。
「生憎私は、それほど空間魔法は得意じゃないけど…。…raanspotr」
シルナが杖を振った途端、俺達は強い光に包まれた。
「…それしか助かる方法がないなら、やってみよう」
シルナは杖を握り締めて、頷いた。
まずは、聖魔騎士団の追跡から逃げなくては。
今捕まったら、俺達全員、不審者として塀の中にぶち込まれてしまう。
勿論、いつまでも逃げ回る訳にはいかないことも分かってる。
でも、少なくとも記憶を取り戻す方法を確立させないことには、仲間達のもとには戻れない。
悔しいが、ここは逃げるのが最善だろう。
「全員、私の周りに集まって」
シルナがそう指示した。
「何をするの?」
「このままここに居たら見つかってしまう。なら…もっと『遠く』に行く」
「遠くって何処?」
「異空間だよ、ベリクリーデちゃん」
と、シルナはベリクリーデの質問に答えた。
…まぁ、それしかないよな。
「生憎私は、それほど空間魔法は得意じゃないけど…。…raanspotr」
シルナが杖を振った途端、俺達は強い光に包まれた。