神殺しのクロノスタシス6
僅か2分後。
意識を失った山賊の皆さんは、残らず身ぐるみを剥がされ。
素っ裸で、布団でも畳むように綺麗に積み重ねて放置されてしまった。
手酷くぶん殴りはしたが、命を奪ってはいない。
全員、気を失っているだけだ。
相手の意識を奪って無力化することは、殺すよりも遥かに難しいはずなのに。
令月とすぐりにかかったら、さながら赤子の手を捻るかのごとし。
「ふー。良い仕事したなー」
「全然歯応えがなかったね。ジャマ王国の山賊の方が、まだ骨があるよ」
パンパン、と手の埃を払って、一仕事終えた令月とすぐりである。
…お疲れ。早かったな。
手加減してやれって。可哀想に。
「素晴らしい手際ですね。鮮やかです」
これには、リューイも感心していた。
さながら、子供と大人の喧嘩みたいだったもんな。
…子供なのは令月とすぐりの方なんだけど…。
「さーて、この調子で、バンバン山賊討伐していこっかー」
「腹ごなしにもならないね」
さっさと歩き始める二人であった。
…俺達、別に山賊退治に来た訳じゃないんだけど。
…まぁいっか。大人より遥かに頼もしいし、もうこの二人に任せておこう…。
意識を失った山賊の皆さんは、残らず身ぐるみを剥がされ。
素っ裸で、布団でも畳むように綺麗に積み重ねて放置されてしまった。
手酷くぶん殴りはしたが、命を奪ってはいない。
全員、気を失っているだけだ。
相手の意識を奪って無力化することは、殺すよりも遥かに難しいはずなのに。
令月とすぐりにかかったら、さながら赤子の手を捻るかのごとし。
「ふー。良い仕事したなー」
「全然歯応えがなかったね。ジャマ王国の山賊の方が、まだ骨があるよ」
パンパン、と手の埃を払って、一仕事終えた令月とすぐりである。
…お疲れ。早かったな。
手加減してやれって。可哀想に。
「素晴らしい手際ですね。鮮やかです」
これには、リューイも感心していた。
さながら、子供と大人の喧嘩みたいだったもんな。
…子供なのは令月とすぐりの方なんだけど…。
「さーて、この調子で、バンバン山賊討伐していこっかー」
「腹ごなしにもならないね」
さっさと歩き始める二人であった。
…俺達、別に山賊退治に来た訳じゃないんだけど。
…まぁいっか。大人より遥かに頼もしいし、もうこの二人に任せておこう…。