神殺しのクロノスタシス6
…翌朝。
いつも通り、夢の中でリリスとイチャついているところを、天音さんに起こされた。
「ナジュ君、おはよう。朝だよ」
「…ん…」
目を開けると、こちらを覗き込む天音さんの姿があった。
…あー…。そうか、今、ここアーリヤット皇国なんだった…。
リリスの笑顔があまりにも可愛くて、うっかり忘れるところだった…。
「幸せそうな顔して寝てるから、起こすのが可哀想だったよ」
「全くですよ…。今リリスと良いところだったのに…」
「ご、ごめんね。でも、そろそろ行かないと…。始発の列車の時間に間に合わないよ」
冗談ですよ。起こしてくれてありがとうございます。
イレースさんもとっくに起きて、身体を伸ばしてストレッチしていた。
昨日からずっと、列車に乗ったりベンチに座って眠ったりと、座りっぱなしですからね。
段々、足がだるくなってきた。
しかも、これからまた列車に乗って皇都まで向かう訳で…。
…うーん。考えただけで足がだるい。
でも、そんなことは言ってられませんね。…今頃、山越え組も出発し始めてる頃でしょうし。
その点僕らは、列車に乗って座ってるだけで皇都まで連れて行ってもらえるのだから。
随分楽をしている。
「おはようございます、マシュリさん。今日も案内、お願いしますね」
「うん、宜しく」
キャリーケースの中のマシュリさんにも挨拶して。
列車ルート組四人の僕達は、予定通り、皇都行きの始発列車に乗り込んだ。
いつも通り、夢の中でリリスとイチャついているところを、天音さんに起こされた。
「ナジュ君、おはよう。朝だよ」
「…ん…」
目を開けると、こちらを覗き込む天音さんの姿があった。
…あー…。そうか、今、ここアーリヤット皇国なんだった…。
リリスの笑顔があまりにも可愛くて、うっかり忘れるところだった…。
「幸せそうな顔して寝てるから、起こすのが可哀想だったよ」
「全くですよ…。今リリスと良いところだったのに…」
「ご、ごめんね。でも、そろそろ行かないと…。始発の列車の時間に間に合わないよ」
冗談ですよ。起こしてくれてありがとうございます。
イレースさんもとっくに起きて、身体を伸ばしてストレッチしていた。
昨日からずっと、列車に乗ったりベンチに座って眠ったりと、座りっぱなしですからね。
段々、足がだるくなってきた。
しかも、これからまた列車に乗って皇都まで向かう訳で…。
…うーん。考えただけで足がだるい。
でも、そんなことは言ってられませんね。…今頃、山越え組も出発し始めてる頃でしょうし。
その点僕らは、列車に乗って座ってるだけで皇都まで連れて行ってもらえるのだから。
随分楽をしている。
「おはようございます、マシュリさん。今日も案内、お願いしますね」
「うん、宜しく」
キャリーケースの中のマシュリさんにも挨拶して。
列車ルート組四人の僕達は、予定通り、皇都行きの始発列車に乗り込んだ。