神殺しのクロノスタシス6
来月届くであろう請求書は恐ろしいが。
それはそれとして、いざチョコフォンデュパーティーが開催されると。
シルナは、それはもう大層ご満悦であった。
「はぁ〜!チョコ美味しー!」
シルナは一心不乱に、フォンデュフォークに一粒大のチョコレートを刺しては。
とくとく、とろとろと流れるチョコレートをフォンデュして、食べまくっていた。
…あいつ、マジでチョコにチョコつけて食ってるぞ。
完全に、頭の中をカカオと砂糖に侵食されている。
クレイジー過ぎてドン引き。
「羽久が私に失礼なこと考えてる気がするけど…。口の中がチョコレートでいっぱいで幸せ過ぎるから、今は良いや…」
「あ、そ…」
幸せそうで何より。
そんなシルナを、更に有頂天にさせたのは。
チョコフォンデュパーティーに招待された、生徒達の嬉しそうな言葉。
「ありがとうございます、学院長先生。とっても美味しいです!」
「こんな豪華なチョコフォンデュ、初めてです」
という、生徒達の無邪気な喜びの声。
これを聞いて、シルナはもう有頂天。
「だよね、だよね!皆いっぱい食べてね〜」
…駄目だ。今のシルナには、どんな嫌味を言っても通じないな。
もうほっとこ。
それに、生徒達が嬉しそうに過ごしているのを見て、俺も悪い気はしない。
…さて、他の面々はどうしているだろう?
「はいっ、天音さん。取ってきましたよ」
「ありがとう、ナジュく…って、何で全部さくらんぼなのっ…!?」
取皿いっぱいにさくらんぼを取って、天音に差し出すナジュの姿があった。
「だって、天音さん『任せる』って言ったじゃないですか」
「い、言ったけど…」
「それにほら、これは天音さんにチェリーボーイを卒業して欲しいという、僕からの精一杯の思いやり…」
「ナジュ君っ!」
…あいつ、まーた天音をからかって遊んでら。
全く性懲りのない奴…。
更に、そんなナジュと天音の反対側では。
「わ〜!すぐり君、このかぼちゃ美味しいね!私達の畑で作ったかぼちゃみたい」
「うん、それ俺達の畑で作ったかぼちゃだからねー」
「具材に野菜が全然なかったから、お裾分けしたんだ」
元暗殺者二人と、園芸部仲間のツキナが。
野菜にチョコレートをフォンデュして、美味しそうに頬張っていた。
「なるほどー!それは美味しいはずだ」
「でしょー?」
「そうだ!もっと色んな野菜にチョコをつけてみよう。お野菜の可能性が広がるかも!」
「それは名案だね」
「よーし!そうと決まれば、畑に成ってるセロリとゴボウとモロヘイヤ、収穫してこよー!」
野菜に、チョコフォンデュの可能性を見出していらっしゃる。
…楽しそうなのは良いけど、セロリとゴボウはチョコには合わないのでは?
…まぁ、ツッコまないでおこう…。
それはそれとして、いざチョコフォンデュパーティーが開催されると。
シルナは、それはもう大層ご満悦であった。
「はぁ〜!チョコ美味しー!」
シルナは一心不乱に、フォンデュフォークに一粒大のチョコレートを刺しては。
とくとく、とろとろと流れるチョコレートをフォンデュして、食べまくっていた。
…あいつ、マジでチョコにチョコつけて食ってるぞ。
完全に、頭の中をカカオと砂糖に侵食されている。
クレイジー過ぎてドン引き。
「羽久が私に失礼なこと考えてる気がするけど…。口の中がチョコレートでいっぱいで幸せ過ぎるから、今は良いや…」
「あ、そ…」
幸せそうで何より。
そんなシルナを、更に有頂天にさせたのは。
チョコフォンデュパーティーに招待された、生徒達の嬉しそうな言葉。
「ありがとうございます、学院長先生。とっても美味しいです!」
「こんな豪華なチョコフォンデュ、初めてです」
という、生徒達の無邪気な喜びの声。
これを聞いて、シルナはもう有頂天。
「だよね、だよね!皆いっぱい食べてね〜」
…駄目だ。今のシルナには、どんな嫌味を言っても通じないな。
もうほっとこ。
それに、生徒達が嬉しそうに過ごしているのを見て、俺も悪い気はしない。
…さて、他の面々はどうしているだろう?
「はいっ、天音さん。取ってきましたよ」
「ありがとう、ナジュく…って、何で全部さくらんぼなのっ…!?」
取皿いっぱいにさくらんぼを取って、天音に差し出すナジュの姿があった。
「だって、天音さん『任せる』って言ったじゃないですか」
「い、言ったけど…」
「それにほら、これは天音さんにチェリーボーイを卒業して欲しいという、僕からの精一杯の思いやり…」
「ナジュ君っ!」
…あいつ、まーた天音をからかって遊んでら。
全く性懲りのない奴…。
更に、そんなナジュと天音の反対側では。
「わ〜!すぐり君、このかぼちゃ美味しいね!私達の畑で作ったかぼちゃみたい」
「うん、それ俺達の畑で作ったかぼちゃだからねー」
「具材に野菜が全然なかったから、お裾分けしたんだ」
元暗殺者二人と、園芸部仲間のツキナが。
野菜にチョコレートをフォンデュして、美味しそうに頬張っていた。
「なるほどー!それは美味しいはずだ」
「でしょー?」
「そうだ!もっと色んな野菜にチョコをつけてみよう。お野菜の可能性が広がるかも!」
「それは名案だね」
「よーし!そうと決まれば、畑に成ってるセロリとゴボウとモロヘイヤ、収穫してこよー!」
野菜に、チョコフォンデュの可能性を見出していらっしゃる。
…楽しそうなのは良いけど、セロリとゴボウはチョコには合わないのでは?
…まぁ、ツッコまないでおこう…。