神殺しのクロノスタシス6
番外編 お正月編
ジュリスside
ーーーーー…とある冬の日のこと。
年明けを数日後に迎え、俺は最後の追い込みを行っていた。
今年の仕事は、今年のうちに終わらせないとな。
ただでさえ、今年は…いや、今年も。
しょっちゅう「あいつ」に邪魔されて、全然仕事が出来なかったからな。
最近寒くなってきたし、あいつも大人しくなってるだろう。
今のうちに、仕事を全部終わらせてしまおう。
…などと、思っていたのが既にフラグだった。
一時間くらい経って、段々乗ってきたタイミングを狙い澄ましたかのように。
慌ただしい足音がして、俺の執務室の扉が勢いよく開けられた。
「ジュリス隊長。ジュリス隊長ーっ!」
「…何だ」
…猛烈に、嫌な予感。
「た、大変申し上げにくいのですが…その…ベリクリーデ隊長が、御乱心です」
「…そうか」
分かってたよ。いつもいつも、そういう運命だからな。
年明けを数日後に迎え、俺は最後の追い込みを行っていた。
今年の仕事は、今年のうちに終わらせないとな。
ただでさえ、今年は…いや、今年も。
しょっちゅう「あいつ」に邪魔されて、全然仕事が出来なかったからな。
最近寒くなってきたし、あいつも大人しくなってるだろう。
今のうちに、仕事を全部終わらせてしまおう。
…などと、思っていたのが既にフラグだった。
一時間くらい経って、段々乗ってきたタイミングを狙い澄ましたかのように。
慌ただしい足音がして、俺の執務室の扉が勢いよく開けられた。
「ジュリス隊長。ジュリス隊長ーっ!」
「…何だ」
…猛烈に、嫌な予感。
「た、大変申し上げにくいのですが…その…ベリクリーデ隊長が、御乱心です」
「…そうか」
分かってたよ。いつもいつも、そういう運命だからな。