神殺しのクロノスタシス6
崩壊しかけた瓦礫の廊下を、慎重に進んでいくと。
いきなり、天井の高い、大広間のような場所に出た。
何だ?ここ…。
まるで、教会の礼拝堂のような場所だった。
ベリクリーデは、その大広間にぽつんと立っていた。
「…ベリクリーデ…?」
「…」
名前を呼んでも、ベリクリーデは返事をせず。
ただじっと立ち尽くして、その場所を眺めていた。
…何だろう、ここ。
気の所為だろうか。背中がぞわぞわするような、胸が締め付けられるような…嫌な感じがする。
少なくとも…ここは、竜の祠ではなさそうだ。
もっと別の…。もっと昔の、神聖な…。
「…ベリクリーデ?」
「…私、ここ…。…ってる…」
…え?
「ベリクリーデ…?今、なんて…」
…次の瞬間。
くるりとこちらを振り向いたベリクリーデの気配が、別人のそれに変わっていることに気づいた。
…えっ…?
いきなり、天井の高い、大広間のような場所に出た。
何だ?ここ…。
まるで、教会の礼拝堂のような場所だった。
ベリクリーデは、その大広間にぽつんと立っていた。
「…ベリクリーデ…?」
「…」
名前を呼んでも、ベリクリーデは返事をせず。
ただじっと立ち尽くして、その場所を眺めていた。
…何だろう、ここ。
気の所為だろうか。背中がぞわぞわするような、胸が締め付けられるような…嫌な感じがする。
少なくとも…ここは、竜の祠ではなさそうだ。
もっと別の…。もっと昔の、神聖な…。
「…ベリクリーデ?」
「…私、ここ…。…ってる…」
…え?
「ベリクリーデ…?今、なんて…」
…次の瞬間。
くるりとこちらを振り向いたベリクリーデの気配が、別人のそれに変わっていることに気づいた。
…えっ…?