失恋したら、別の幸せが待っていました!~憧れの部長と溺愛婚
「三島は悪い奴じゃないんだけど、仕事熱心だから。それがたまにアザとなる時があるんだよなぁ」
部長が三杯目のワインを飲み干す。
「ぶひょうは~、三島さんのこと、ひょーかしてまふもんね」
「うん、仕事はできるからね」
瞼が重くて開けていられない。とてつもない眠気が襲ってくる。目の前にいる部長もボヤけている。
デザートが運ばれてきたから、デザートだけは食べたい。ティラミスとジェラートを食べなきゃ、帰れない!
スプーンでジェラートを掬い、口に頬張るとまろやかな甘みが口いっぱいに広がった。部長が何か話をしているけれど、集中して聞くことができない。
その後はデザートを全部食べない内に店外に連れ出され、ふわふわ浮いているようで気持ちの良いままにタクシーに乗せられて、降りた時もまともに歩けなくなっていた。
「しょうがないか」と言う呟きが聞こえて身体がふわり、と宙に浮いた。
これはまさかのお姫様抱っこ? と思いながら、部長に抱き着き、いつの間にかに記憶が飛んだ──
部長が三杯目のワインを飲み干す。
「ぶひょうは~、三島さんのこと、ひょーかしてまふもんね」
「うん、仕事はできるからね」
瞼が重くて開けていられない。とてつもない眠気が襲ってくる。目の前にいる部長もボヤけている。
デザートが運ばれてきたから、デザートだけは食べたい。ティラミスとジェラートを食べなきゃ、帰れない!
スプーンでジェラートを掬い、口に頬張るとまろやかな甘みが口いっぱいに広がった。部長が何か話をしているけれど、集中して聞くことができない。
その後はデザートを全部食べない内に店外に連れ出され、ふわふわ浮いているようで気持ちの良いままにタクシーに乗せられて、降りた時もまともに歩けなくなっていた。
「しょうがないか」と言う呟きが聞こえて身体がふわり、と宙に浮いた。
これはまさかのお姫様抱っこ? と思いながら、部長に抱き着き、いつの間にかに記憶が飛んだ──