親に搾取されてきたJKが、偏屈先生と出会って溺愛されるまで
 先生に頭が悪いので、進学は難しいと言われました。
 私なりに頑張ってはいたのですが、それだけじゃ足りなかったみたいです。「穏やかで人に合わせるのが上手だから、就職なら上手くいくんじゃないかしら」と慰めるように言う先生に「それでも進学したいんです」と言ってはみたのですが、少し厳しそうでした。
 どうしてもですかと言っても、先生は首を傾げるばかりです。

「じゃあ、先生から一つ質問良いかな? 進学して、何がしたいの?」
「それは……」

 考えてませんと言うと、就職先の資料を二つ三つ渡してくれました。
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