False girls
あぁ… 聞きたくなかった、現実であってほしくなかった。

だから本当は分かっていたがずっと、目をそらしてきてた。



「だから何?今の私にはもう関係ない話でしょ?」


「その言い方ねぇだろ。一応それでもお前は豹虎のメンバーだったんだぞ。」



分かってる、こんなことを大和に言うのは筋違いだって。

本当なら手を差し伸べるべきだってことは知ってる。

それでも、今の私にそれはできない。


「それは、前の話でしょ?今の私にはもう関係ないよ。

 1限目もう始まってるし私は戻るよ。」


これ以上、大和と話していたら私の中の意志が揺らぐようなような気がして

逃げるようにドアに手をかけた。



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