False girls
「あぁーその事なんだけどね…」

何かを察したらしく少し考える素振りを見せながら答えてくれる。



「先生の手違いで入れるの忘れてたみたいなの。」

えっ??

今、なんと言いました???



私の悩んでたあの時間は一体何だったの?

”悩んでた時間を返せ!!!”

心の中でそっと呟いた。



「だから、先生が今回は特別に藍月にクラスは自由に選ばせてるって言ってたよ。」

「そ、そうなんだ。」

さっきまであんなに悩んでたのが馬鹿みたい。



「藍月何組にする?」

「ん〜。葵と同じクラスでいいかな。」

「じゃあ3組だね。そう言えば今年は私のクラスに…」
< 3 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop