エリート御曹司は失恋した部下を溺愛したい
第四章
「琴葉、お昼行こうか」
昼の十二時を回り、望に誘われて頷いた。
机の一番下の引き出しを開けて、お弁当の入った保冷機能付きのランチバッグと財布を手に持って席を立つ。
「今日は弁当なのね」
「うん」
「朝起きて弁当作れるなんてエライなぁ」
「そんなことないよ。昨日の残りとか作り置きした冷凍のおかずを入れただけだから」
「えー、それでも尊敬するわ。朝は時間がなくて私は無理」
褒められて嬉しくなる。
朝は時間がないのは私も同じだ。
でも、時短のために作り置きを冷凍するようになり、忙しい朝でも時間を有効に使えている。
一人暮らしを始めて、自炊するようになった。
最初の頃は、レシピを見ながら調味料の分量もきっちり量って作っていたのでかなりの時間を要していた。
実家にいる時に母親の手伝いをしていたからある程度は出来たけど、一人ですべて作るとなると話は別だ。
分からないことがあったら母親にコツを教えてもらい、どうにか出来るようになった。
今ではかなり上達したので、実家に行ったときに家族に料理を振る舞ったりしている。
社員食堂に行くと、弁当箱を広げて食べ始めた。
うちの会社の社員食堂は広くて綺麗だ。
白を基調としたナチュラルな食堂で、高い天井に自然光が入る大きな窓、暖色系の照明で落ち着きのある空間になっている。
二人、四人、六人、八人掛けのテーブル席が配置されていて、ところどころに自社の玩具が飾られていたりする。
昼の十二時を回り、望に誘われて頷いた。
机の一番下の引き出しを開けて、お弁当の入った保冷機能付きのランチバッグと財布を手に持って席を立つ。
「今日は弁当なのね」
「うん」
「朝起きて弁当作れるなんてエライなぁ」
「そんなことないよ。昨日の残りとか作り置きした冷凍のおかずを入れただけだから」
「えー、それでも尊敬するわ。朝は時間がなくて私は無理」
褒められて嬉しくなる。
朝は時間がないのは私も同じだ。
でも、時短のために作り置きを冷凍するようになり、忙しい朝でも時間を有効に使えている。
一人暮らしを始めて、自炊するようになった。
最初の頃は、レシピを見ながら調味料の分量もきっちり量って作っていたのでかなりの時間を要していた。
実家にいる時に母親の手伝いをしていたからある程度は出来たけど、一人ですべて作るとなると話は別だ。
分からないことがあったら母親にコツを教えてもらい、どうにか出来るようになった。
今ではかなり上達したので、実家に行ったときに家族に料理を振る舞ったりしている。
社員食堂に行くと、弁当箱を広げて食べ始めた。
うちの会社の社員食堂は広くて綺麗だ。
白を基調としたナチュラルな食堂で、高い天井に自然光が入る大きな窓、暖色系の照明で落ち着きのある空間になっている。
二人、四人、六人、八人掛けのテーブル席が配置されていて、ところどころに自社の玩具が飾られていたりする。