海月

11.発見[紗依良]

「あっ! あすか先生!」
「? あ! 七絵さん!! どうしたの?」
「私もゆずは探してるんです、! でもその前に、ひゅうが先生呼んできた方が良いですよね?」
「あそうだね 探そうか」
 ゆずは、
 あんたどこ行ったのよ、
 みんな探してるんだよ、
「ひゅうが先生いませんね…」
「電話かけてみるね」
 あすか先生、ひゅうが先生とLINE繋いでるんだ
 いいな…
「あひゅうが先生? 今、どこにいます?」
「あッ、体育館倉庫、です」
「体育館倉庫⁈ 事情は後で聞きますね! とりあえずそっち向かいます!!」
 体育館倉庫⁈
 え何で
 もしかしてみなちゃん、?
 みなちゃんが関係してるのかな
 なんでなんだろう
 急にみなちゃん変わってゆずはをいじめるようになって
 みなちゃんすんごい優しかったのに
 私のことを姉のように慕ってくれていたのに
 最近はまるで別人のようになって、
 もしかして…
 みなちゃん操作されてる、?
 あんな優しい子がいじめたりする訳がない
 それにゆずはとも仲良かったのにな昔は
 操作されてるとしたら誰にだろう
 伊豆 相田 川名 山城 坂田…
 操作しそうな人この学年にいっぱいいるんだよな
 あでも他学年かもしれないよね、
「七絵さん…?」
「どうかしたの? 体調悪い、?」
「いえ何でもないです」
「そう、」
 ひゅうが先生は無事なのかな、
 何でよりによって体育館倉庫なの、
 めっちゃ遠い…
「着いたよ」
 考え事をしていたら案外すぐ着いた気がw
 あんまり遠くなかったw
 何かさっきまであすか先生話してたみたいだったけど気のせいかな、?
 <いいえ、気のせいではありません>
 コンコン
「はいッ あ、あすか先生⁇」
「そうです」
「開けますね」
 ガチャ
「え⁈」
「何があったんですか、?」
 ひゅうが先生…
 手も足も固定されてて目隠しもされて
 もしかしてこれは…///((
「七絵さん、無理しなくていいんだよ?」
「え、?」
「顔赤いしずっとぼーっとしてるみたいだったからさ」
「え…//」
 もしや顔に出てたってこと⁈
「いや大丈夫です、」
「何かあったら言いなよ、?」
「はい」
「七絵、大丈夫なのか?ほんとに」
 あすか先生に固定されているものを外してもらっているひゅうが先生が私に問う
「大丈夫、です、」
「… こっち来てみ」
「? はい」
 ピタ
「⁈」
「熱はないな多分」
「えいやあのえっと、//」
 今ひゅうが先生に触られた⁈
 やだどうしよ変な顔してないかな…
 先生何食わぬ顔でやってたし、
 私もこんなんで緊張しちゃだめだよね(?
「よしおっけ!」
「あ、ありがとうございます、!」
「あ、あの、」
「七絵さん、?」
「いえごめんなさい、」
 聞くタイミングミスったかも、
「あすか先生あのゆずはって…」
「、まだ見つかってないんです、」
「ゆずはが一人でどこかに行けるとは思えなくて」
「そうですよね、」
「ゆずはっていつぐらいからいないんですか?」
「二時間、ぐらいかな」
「二時間…」
 ゆずは、
 もう一人じゃしんどいんじゃない?
 私分かるよ
 どれだけゆずはと過ごしてきたと思ってるの
「あの、! あすか先生、ひゅうが先生」
「どうしたの?」
「あくまでも私の予想なんですけど、」
「うん」
「ゆずはもひゅうが先生みたいに閉じ込められてるんじゃないかなって 昔私とゆずはと仲良かったみなちゃんが最近、無視してくるようになって 次第にゆずはだけをいじめだしたんです 私のことを姉のように慕ってくれて優しかったみなちゃんがいじめてくることはないはずなんです だから誰かに操作されてるんじゃないかなって まあ私の予想なんですけど」
「いや、一理あると思うよ」
「俺ね、ここに閉じ込められたときね城ノ内の声がして 多分俺は城ノ内に連れてこられたんだと思う 俺は抵抗も何もしなくて最終的に睡眠薬を飲まされて意識がはっきりしていなかった」
「あじゃああのとき…」
「そうですあすか先生が電話をしてくれたとき睡眠薬を飲まされていたんです」
「この流れってみなちゃんが何か言ってはいけないことみたいなのを言ってしまった…みたいな感じですか?」
「そうよくわかったね」
 ひゅうが先生に褒められた⁈
「城ノ内はドアを閉める前にこんなことを言ってた <ほんとはゆずはをいじめたくない 何で私がこんなことをしないといけないんだろう さえらにも迷惑をかけたくない お姉ちゃん、に迷惑をかけたくない ごめんねゆずは、さえら、ひゅうが先生… さえらは私のお姉ちゃんなのに… おいお前ッ 何喋ってんだ早く行くぞ らいやめてッ> あのときは意識がはっきりしていなかったけど録音しといてよかった、」
 お姉ちゃん、?
 私がみなの姉?
 そんな訳ない、
「あの… 私が姉って、 どういうことですか?」
「、 七絵さん… いつかは言わないといけないと思ってたけど、」
「城ノ内さんはね、七絵さんの妹なの 信じれないと思うけど生き別れの双子なんだって」
「、」
 生き別れの双子…
 双子だったんだ私
 私が姉
 ということはみなちゃんは知ってたのか
「そうなんですねありがとうございます」
「ゆずは探しに行きましょとりあえず」
「そうだね、」
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