屋上少女と弱虫少年
「お、おい。春琉誰のこと言ってんだ?」
少し私は俯いた。
「え、何ってここにいるじゃん優季が」
うん、ここにいるでもね。
「俺何も見えないぞ?」
「えっ、?だってここにいるよ、?」
春琉くんは私の顔を見た。
春琉くんの友達___、光さんが焦るように言った。
「待ってそいつもしかして______幽霊か?」
そう。私は幽霊なのだ。
そりゃあ見れないよね。春琉くんが見えるのも不思議だった。
ってそんなこと思ってる場合じゃない。
そう思っていると
「、、、、嘘、、、だよね、?」
「、、、、」
私が何も答えられずにいると
「、、、、ねぇ!!!嘘って言ってよ!!!優季は生きてる!!そうだろ?!」
「、、、、、、ごめん。」
そう言いながら立ち上がると我に返ったように春琉くんが
「待って、、、行かないで」
そう言われ手首を掴まれそうになる
やばい!

ーバシッー

そう思った時には体が勝手に動いていた。
「っえ、、、?優季、、、?」
、、、え?今私春琉くんを叩いて_____
びっくりして、いても経っても居られなくて屋上を出ようとする。
「!!待って優季!!」
春琉くんが引き留めようとする声が聞こえたが私は

ーバンー

勢いよく開け屋上を出た。
よ、良かったまた出れた。
って立ち止まってる場合じゃない。
逃げなきゃ______そう思い屋上を後にした。
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