屋上少女と弱虫少年
そんなことを思っていたら
「______は?優季?!」
そんな驚いた様な声が教室から聞こえ、3組のクラスを見た。
山田先輩と話していた人が絶望したような顔で山田先輩の話を聞いている。
なんでだ、?もしかして、あの人が、?
確かに少し優季に似てるかも、!
そんなことを思っていた。
「優季さんの姉弟っぽいか??」
そう光に聞かれる。
「うん、。雰囲気が似ている気がする、!」
光に答えていると
「誰からその事聞いたのか?」
その優季に似ている先輩が山田先輩に聞いた。
「後輩だよ。今いるから着いてきて」
そう山田先輩がいうとこちらに向かってきた。
「君たちは優季のことを知っているのか?」
やっぱり優季の姉弟っぽいな、!
そう思い、僕は
「はい、友達です」
優季の姉弟だと思う先輩に言う。
「そうか、あ、俺の名前一ノ瀬凪央だ」
優季が言っていた姉弟の名前だ。
やっぱり!そう思いながら
「はい。よろしくお願いします。」
そう言い深々とお辞儀をした。
「そして優季の弟だ。」
やっぱり、!
「優季のお兄さんでは無いですよね、?」
そう聞くと凪央先輩は不思議そうな顔をしながら答える。
「兄では無いね。後1番上は優季だし、姉弟は2人しか居ない。」
じゃあ優季が言ってたのは嘘で本当は弟さんが居たってことか、。
不意に凪央先輩は真剣な顔で
「少し優季のことで話がしたいんだ、話せるか?」
「はい」
そこまで言い光の意見を聞かずに言ってしまい不安になり光の方をみる。
「俺はいいぞ」
察してくれたのだろう。
了承してくれた。
「じゃあ早速話そうか」
悲しそうな顔をしながら微笑む
「はい」
そう頷き屋上の階段に向かった。
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