屋上少女と弱虫少年
一ノ瀬家の家 春琉
ここが優季の家、、、か、、
初めて来たな。
途中までは帰ったけど。
送っていったら幽霊だってことすぐ分かれたのかな、?
そんなことを思っていると。
「春琉」
光に言われ我に返る。
光を見ると少しニヤニヤしながら僕を見ていた。変なことを言われる。そんな感じがした。
僕の予想は当たっていて
「好きな人の家だって思っただろ」
からかいながら言われ、僕は少し俯いた。
図星だった。そりゃあ初めて好きな人の家に来たから当たり前だよ!!そう思っていた。
多分今僕の顔は真っ赤だと思う。
少し不機嫌オーラを出していたら、
「ごめんって。からかっただけだ。」
少し焦ったように光は言ったが最後の方は分かっていたから本当に拗ねたとは思っていないだろう。
、、、まぁそれをわかっていて友達になったんだ。普通に接しやすいし、遠慮も要らないこの関係が楽しかった。
「、、、、分かってるよ。」
光は笑い、つられて僕も笑い出した。
そんな時
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