屋上少女と弱虫少年
8月18日 楽しかった日々の記憶 春琉
僕は一番最初に学校に着いた。
生徒がまだ居ないからか学校はとても静かだ。
自分の教室に行き、荷物を置いた。
そしてすぐに屋上に向かった。
走るのはダメだとよく分かっていたが、
今日も優季が居るかもしてない。
というより居て欲しい。
話がしたい。
そんなことを思っていた。
屋上に着き、ドアを開ける。

ーガチャー

僕は辺りを見回す。
、、、優季は居ない、か、、、。
「はぁ、」
僕は柵の方に向かい空を見上げた。
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