屋上少女と弱虫少年
勉強の事や最近あったことなどをお昼ご飯を食べながら話していると
「もう昼休み終わるな。」
凪央先輩が呟いた。
「そろそろ戻りましょうか。」
光は言い、立ち上がった。
先輩も立ち上がり
2人はドアの方に向かって、屋上を先にでた。
僕も立ち上がり2人を追いかけるように屋上を出ようとすると。
『春琉くんまた来てね。』
、、っえ?
耳元でそんな声が聞こえた。
まさか!と思い振り向く。
、、いない。
でもあの声は絶対に優季。
やっぱりあの人影は気のせいじゃなかった。
優季だった。
僕は泣きそうなのを抑えながら、
「優季、また来るね。」
そう呟き、屋上を後にした。
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