屋上少女と弱虫少年
ーガチャー

そんな音を聞き我に返り物陰に隠れる。
やっぱり春琉くん達だ、、!!!
というか、春琉くん凪央とも仲良くなれたのかな、!!友達と弟が仲良くしているのを見て良かったなと思ってしまう。
光さんは座り2人を待っていた。
光さんは不思議そうな顔をしていた。
なんだろう?そう思い光さんの目線の方を見る。
春琉くんがさっき私がいた方を見て瞬きをしていた。
見られていたかな、?
そう思いながらヒヤヒヤしていると
春琉くんは光さんに呼ばれて光さんの隣に座った。
そして春琉くんの隣に凪央が座る。
春琉くんは何も言わない。
やっぱりバレてない、?!
そんなことを思っていた時
「てか、なんですぐ座らなかったんだ??」
光さんが不思議そうに言った。
そ、その質問しちゃいますか、?!
春琉くんが私のことを見えてませんように!
そんなことを願いながら春琉くんの言葉を待つ
春琉くんは私がさっきいた方を指をさしながら
「いやあっち側に何か人影があった気がして、、、」
やっぱり見られてた、、、か、。
そうだよね〜、!
なんで早く逃げなかったんだろう、!
そんなことを思っていると凪央が
「、、、優季か、?」
そう呟いていた。
春琉くんは少し驚きながらも寂しそうな顔をしていた。
凪央は言葉を続けた。
「屋上に入った途端少し寒気もしたんだよな。」
、、、、、、まじですか、、、、。
悪寒がするって言うもんね、、。
春琉くんは分からなかったとでも言うような顔をしていた。
春琉くんは分からないのか、!!
わ、私の事見えるのに、!!
光さんも凪央に続いて
「俺が初めて優季さんに会った時も少し寒気がしたんだよな。今みたいに。」
そうだったんだ、、、
やっぱり幽霊ってそうゆうオーラみたいなのがあるのかな、?
春琉くんは私が居るかもそう思ったのか周りを見回す。
一瞬目が合った気がしたが気のせいだったらしく、春琉くんが落ち込んでいた。
「居ないか。」
光さんがそう言うと春琉くんが無理したような作り笑顔をし、
「もうこの話やめてご飯食べよ!!」
そう言い、3人はご飯を食べ始めた。
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