屋上少女と弱虫少年
好きな人 春琉
学校の放課後。
「春琉、帰ろ」
そう無表情で友達、、、光に言われた。
「そうだね行こ」
初めてできた男友達。
これから長い付き合いになると思うから大切にしようと思っている。
そして
「無表情はデフォルトだから気にすんな」
と友達になった瞬間言われた。
だから僕は気にせずに一緒にいる。
「光、どこに行きたい?」
遊ぶ約束をしていたのでどこに遊びたいか聞く。
光は
「どこでもいい」
と無表情で言った。
興味が無いことにはとことん興味がなさそうな光だけど
僕はこうの優しさを知っている。
授業中分からなくてつまづいてたら、
どこがわかんねぇの?
と聞いてきてくれたし光はとっても優しい。
それを知っているから無表情でも問題はないなと思った。
「うーんじゃあゲーセン行く?」
そう聞くと
「ん、いいぞ」
そう頷き少し微笑んだ。
あ、行きたかったんだな。
観察すれば光のこと色々分かりそうだな。
そんなことを思いながらゲーセンに向かっていた。
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