恋を知らない聖剣の乙女は勇者の口づけに甘くほどける。
「あっあんっ、この格好はずかしいですっ」
「協力してくれ。その方が早く済む」

 手を掴まれ、自分の膝裏に導かれる。

「そのまま足を押さえていてくれないか?」
「じ、じぶんで!?」
「その方が舐めやすい」

 蛙のように開いた足を支え、そこにロランが顔をうずめている。
 ロランの舌が動くたびに、ぴちゃぴちゃと水音が部屋に響いた。
 自分でもよく見たこともない場所を、こんな明るい部屋で見られてしまっている。恥ずかしいのに聞こえる水音はますます大きくなるばかりだ。

「ぁん、や、らめ、そこぉ……」

 すぼめた舌先で膨らみ切った突起をくるくるといじられる。
 快楽の波が再びせり上がって、持ち上げたまま揺れるアメリの爪先がぎゅっと強く丸められた。

「指を入れてもいいか?」
「ふぇ?」
「女性は中でも気持ちよくなれるんだ。痛いようならすぐやめる。指以外は入れたりしないと誓う」

 早くこの熱をどうにかしてほしくて、指をどこに入れるかも分からないままアメリはとりあえず頷いた。

「あ! ひあっ」
「痛いか?」
「んん……いえ、なんかへんなかんじ……」

 差し込まれた指に腹の奥がぎゅっと締まった。

「もう少し入れるぞ」

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