恋を知らない聖剣の乙女は勇者の口づけに甘くほどける。
「あんっあ、あぁっ、やっ、ろらっ、ひぁっああぁんっ」

 激しく揺さぶられ、(ナカ)を大きくかき回される。
 反動でアメリの胸が揺れ、翻弄されるままアメリは必死にロランにしがみついた。

「くっ、君の(ひだ)が吸い付いてくる。俺が食い千切られそうだっ」
「あ、あ、あんっ、ろらん、あ、あん、ソコ、や、だめぇ」

 思わずアメリはロランの背に爪を立てた。
 これまでにない感覚がせり上がり、急に恐怖が湧き上がった。

「ココか?」
「ああぁん!」

 いやだと思うトコロを、ロランは執拗に攻め立ててきた。
 泣きながら頭を振って訴えるのに、ロランの動きは止まらない。

「アメリ、教えてくれ。こうして激しく奥を突かれるのと」
「あっ」
「こうやってかき回されるのと、どっちがいい?」
「ひゃああぁんっ」
「そうか、こっちだな」

 ふっと笑ったロランは、深く腰を沈めながら思い切りグラウンドしてきた。
 奥の壁をなぞられて、アメリに快楽が走り抜けていく。

「あぁああぁん、やぁっ、それ、やだぁ……!」

 反応を確かめながら、ロランはどんどんアメリの良い場所を掌握していく。
 途中からアメリは言葉にならない声しか出せなくなった。
 チカチカと光の渦が広がって、しびれた脳が何もかもを飲み込んでいく。

「あっ――あっ――あっ――……!」

 上り詰めた高みの果てで、アメリは経験したことのない快楽の海に深く深く溺れていった。
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