親愛なる森
しばらくすると、戸を叩く人がいた。
「失礼するよ。まったく、してやられたよ。ホットワイン、飲む?」声の主は、もちろんハーヴェイ様だった。私たちは天蓋付きのベッドに並んで腰掛けて薔薇を一輪取り出して香りを嗅いだ。
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