親愛なる森
ふと前方へ目をやると、ベージュのドレスを着た女性が……うずくまっている?
「大丈夫ですか、お嬢さん」僕は駆け寄って彼女に声をかけた。
「はあ、はあ、う……」その女性は心臓を押さえて苦しそうにしている。カバンの中から、気づけ薬を取り出し、彼女に飲ませた。落ち着いた彼女を脇のベンチに座らせる。
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